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『パリ、テキサス』の個性派俳優、ハリー・ディーン・スタントン逝去!
最後の主演作『LUCKY(原題)』は日本でも来年2018年に公開 
                                

■映画『パリ、テキサス』(84年/ヴィム・ヴェンダース監督)の個性派俳優、ハリー・ディーン・スタントンが現地時間の2017年9月15日に米ロサンゼルスで逝去。1926年7月14日生まれ、91歳だった。
■最後の主演作は9月29日から本国アメリカで公開されるジョン・キャロル・リンチ監督の『LUCKY(原題)』。日本でも来年2018年の公開(アップリンク配給)が予定されているが、そのジョン・キャロル・リンチ監督とデヴィッド・リンチ監督からお悔やみの言葉が寄せられている。同姓のふたりだがジョン・キャロル・リンチは最近では『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(16年)などで知られるベテラン俳優。これが初めての監督作品で、同姓ながらふたりのあいだに血縁関係はない模様。
■映画は、砂漠のはずれの街に暮らす90歳の無神論者ラッキーと風変わりな仲間たちとの日々を描いたもので、ラッキーは人生の終わりが近づいていることに気づき「悟り」を求めて自分探しを始める。そのラッキーをスタントンが演じ、デヴィッド・リンチも彼の友人役で出演している。

ジョン・キャロル・リンチ監督の『LUCKY(原題)』が最後の主演作となったハリー・ディーン・スタントン(右)。左はデヴィッド・リンチ

< ジョン・キャロル・リンチ監督コメント>
●私は幸運にもハリーの最後の演技を、絶妙なディテールまで間近で見ることができた。ここ2年間はその1秒1秒を何度も何度も、何時間も、何日も、何週間も、何か月も見てきた。この上ない贈り物だった。演技をしている彼は素晴らしい。
しかし彼はこれまでしてきたことすべてにおいて素晴らしかった。
そして人として、彼は唯一無二だった。おもしろくてお茶目、聡明で怒れる男、愛に溢れ優しく、いつも、いつだって美しかった。
もっと言いたいことはあるけど、今は彼の人生や作品を祝福し、彼が残していった愛する人々にハグを。
ありがとう、ハリー・ディーン。ありがとう、ハリー・ディーン。ありがとう。

<デヴィッド・リンチ監督コメント>
●偉大なハリー・ディーン・スタントンがいなくなってしまった。偉大な人がどこかへ行ってしまった。ハリー・ディーンみたいな人は他にいない。みんな彼のことが大好きだった。それも当然だ。彼は偉大な俳優だった(偉大を超えてた)、そして偉大な人間だった。彼と一緒にいられて最高だった!!!君がいなくなって本当にさびしくなるよ、ハリー・ディーン!!!君が今どこにいるとしても、たくさんの愛を贈るよ!!!

                                  (追悼文はアップリンク提供のプレス資料より 2017年9月17日 シネマカルチャー記)





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